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オフィスレイアウトの基本

  • 執筆者の写真: yo_katsuragi
    yo_katsuragi
  • 2018年8月27日
  • 読了時間: 4分

理路整然と画一的なデスクが並べられているオフィス環境から、働き方変革が進みオフィスの在り方も多様化してきました。自社の働き方ニーズに合わせた最適なオフィスレイアウトが経営戦略に直結するといっても過言ではありません。 では、オフィスレイアウトにはどのようなレイアウトパターンがあり、どのような特性があるのでしょう。代表的なレイアウトパターンを例に一挙ご紹介します。

<対向式レイアウト>

番スタンダードなレイアウトパターンです。最小のスペースで配置が可能。デメリットを補う為に、ローパーテーションでデスク前面もしくは側面を囲うケースも有ります。


■特性 グループワークを必要とする業務向き。

■メリット ・最小スペースで配置可能。 ・コミュニケーションがスムーズ。 ・レイアウト変更が容易。 ・電源、LAN、電話などの配線が容易。

■デメリット ・プライバシーの確保が困難。 ・ありふれた配置。

<同向式レイアウト>

一般的なオフィスではあまりスタンダードではないレイアウトパターンです。特定の提携業務を行う職種には非常に効率的。


■特性 銀行店舗、受付業務のある秘書室やオフィス向き。

■メリット ・来客に対面するレイアウトが可能。 ・ある程度のコミュニケーションとプライバシーが両立可能。 ・一線式業務の業務効率が機能的。

■デメリット ・スペース効率が悪い。 ・管理、監視の色合いが強い。 ・部署内のコミュニケーションが取りずらい。

<左右対向式レイアウト>

隣同士のデスクを左右逆行させたレイアウトパターン。間にローパーテーションやキャビネット、サイドテーブルなど挟みこむアイテムを変えることでメリットの汎用性が高くなる。

■特性 管理職や思考・創造性の高い業務向き。

■メリット ・プライバシーの高い配置。 ・キャビネットを挟めば個人収納量が増える。 ・サイドテーブルを挟めば作業スペースが増える。

■デメリット ・余剰収納が発生し煩雑になる可能性がある。 ・コミュニケーションが取りずらい。

<卍型レイアウト>

4台1組のデスクを卍型にレイアウトしたパターンです。

■特性 個人執務が中心となるセクション向き。

■メリット ・目線が合いにくく、ある程度のプライバシーが確保。 ・集中して作業可能。 ・近接なコミュニケーションが可能。

■デメリット ・スペース効率が悪い。 ・レイアウトの自由度が低い。

<リンク式レイアウト>

コーナーテーブルを挟んで多角方面にアメーバー状に発展させた配置です。


■特性 フレキシブルなワークスタイルに対応できるレイアウト。

■メリット ・目線が合いにくい。 ・集中して作業が出来る。 ・斬新なレイアウト。

■デメリット ・スペース効率が悪い。

<ベンゼン・背面型レイアウト>

背中合わせの1組をユニットとして扱うレイアウトパターンです。前面をローパーティションで仕切ればよりグループ間のプライバシーが保てます。


■特性 グループ作業を行う業務向き。

■メリット ・背合わせの中央にミーティングテーブルを置くとコミュニケーションが容易になる。 ・スペース効率が有効的。 ・集中して作業ができる。

■デメリット ・ユニットを超えたコミュニケーションが取りずらい。

<フリーアドレス型レイアウト>

社員が個々の自席を持たず自由に働く席を選択できるオフィススタイルで、昨今主流になりつつあるレイアウトパターンです。


■特性 自席にあまりいない営業職や会議が多い企画職の職種向き。

■メリット ・コミュニケーションパフォーマンスが高くなる ・スペースソリューションに繋がる ・コラボレーションの促進 ・チーム編成が容易 ・決断のスピード ・環境美化 ・省スペース化

■デメリット ・適度な距離感を保てない ・組織の中でのアイデンティティロス ・集中しにくい ・ルールの浸透不足 ・固定の場所になりがち ・従来のマネージメント方式では対応しきれない

 
 
 

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