商店建築2018年9月号:8月28日発売
- 2018年8月29日
- 読了時間: 3分
9月号の特集は「改めて、設計料を考える」です。
ホテルを設計する時には、設計料をどう算出する?
設計料を何回に分割して受け取る?
施主は、設計料に関してどんな認識を持っている?
そんな普段聞けない話題を徹底取材。

構成は大きく4つのカテゴリーに分かれています。
①〔アンケート企画〕設計料の考え方〜私の事務所の場合〜
②〔インタビュー〕空間デザイナーが語る、設計料の考え方
③〔コメント〕クライアントに聞く、設計料について思うこと
④〔レポート〕プランナーと仲介者に聞く設計料
アンケートでは、30代〜60代まで、事務所規模や年代もさまざまな空間デザイナーの方々に、設計料についての質問9題にお答えいただいています!
質問内容は、「設計料を確実に受け取るために工夫していることはありますか」「設計料をあげるコツはありますか」など。
匿名ということもあり、とても踏み込んだ内容の回答です。
共感できる悩みであったり、参考になる手法や意見と出合えるのではないでしょうか。
デザイナーインタビューでは、4名の空間デザイナーにお話を聞いています。
・ヤズデザインインターナショナル 深津泰彦氏
・ドイルコレクション 井上愛之氏
・アッタ 戸井田晃英氏
・KARASAWA YOSUKE DESIGN OFFICE 唐沢洋介氏
クライアントから設計料の値下げを要求されたら、皆さんはどのように対応しますか?
今後のことを踏まえると安請け合いは避けたい……
しかし、発注者であるクライアントから言われてしまうと断りにくい……
という場面でお困りになっている方、多いのではないかと思います。
実際にどのような方法を提案すれば、金額に対してより納得してもらえるのでしょうか?
インタビューでは、四者四様の手法や考え方を聞いています。
例えば唐沢洋介さんは、担当する業務範囲によって価格が異なり、満額に対する◯◯%の金額を提案するそうです。
単純にディスカウントにだけ応えることはせず、作業量を調整することで納得してもらう。
クライアントとの関係の築き方は、多くの方にとって参考になるのではないかと思います。
クライアントからのコメント記事では、レストラン・ホテル・クリニックの経営者に取材。
経営者は、デザイナーの業務に対してどのような価値を感じているのか。
また、飲食店プランナーの朝里勇人さん(アビリティアソシエーション)、
施主と設計者を結ぶマッチングサービスのシェルフィーの運営に携わる松井将浩さん(シェルフィー)に話を聞き、“第三者の立場から見た設計料”というテーマで作成したレポート記事も必見です。
そして、もう一つの目玉企画は、「緊急特集/杉本貴志の商空間デザイン(前編)」。40年以上に渡り、日本の店舗デザイン界を牽引してきた杉本貴志さんが、今年4月に逝去されました。杉本さんは、量感あふれる石、木、金属などを空間デザインに使い、人の感覚を刺激する印象的な空間を数多く生み出してきました。杉本さん率いるスーパーポテトのデザイン思想とその仕事を、関係者への取材で明らかにしています。
業種特集は、ファッションストア大特集。既存空間を生かしてリノベーションしたブティックや、原宿エリアに次々オープンしているストリート系ファッションストアを中心に、最新のブティックを掲載。
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